SELECT文
■SELECT文
INSERT文とUPDATE文は正直、構文を覚えていれば、それでこと足りるかと思います。 何故なら、複雑な登録、更新処理をSQL自体で行うことは少なく、複雑な処理はSQLの 前段でプログラムが行うことがほとんどだからです。 しかしselectは違います。 プログラムの複雑化をなくすため、逆にselect文が複雑になることが多々あります。 SELECT文をマスターすることが、SQLをマスターすることにつながります。 それではここではSELECT文の基礎から応用編までを勉強していきましょう。 SELECT文の構文は以下になります。 SELECT 列名1,列名2 FROM TABLE名 WHERE 検索条件 例えば部署テーブルの全てのデータを取得するSQLは下記になります。 SELECT DEPARTMENT_CD, DEPARTMENT_NM FROM DEPARTMENT 列名を全て取得するのは以下のようにも書き換えることができます。 SELECT * FROM DEPARTMENT
確認問題
■社員テーブルを全て取得するSELECT文を考えてみて下さい。
■社員テーブルを全て取得し、年齢の若い人から順に並べて下さい。
条件を指定したSELECT文(WHERE句)
普通は全てのデータを取得して、閲覧するということはありません。 往々にして、参照したいデータまたは取扱いデータだけを絞って取得します。 例えば部署CDが100のデータを取得する場合は下記のようになります。 SELECT * FROM DEPARTMENT WHERE DEPARTMENT_CD = '100' このWHEREの書き方はUPDATE文と同じになります。
確認問題2
■社員CDが10003のデータを取得するSQL文を考えてみて下さい。
確認問題3
■30歳以上の社員を取得するSQL文を考えてみて下さい。
確認問題4
■営業部のデータを取得するSQL文を考えてみて下さい。
(部署テーブルの部署名に「営業」という文言が含まれているデータ)
確認問題5
■社員の名前が「鈴」で始まるデータを取得するSQLを考えてみて下さい。